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2010年1月24日 (日)

離婚訴訟の答弁書を書く上での方向性

 以前、離婚訴訟を起こされた場合の対処方法という記事を書きました。
http://houritu-daichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-8984.html

 離婚訴訟を起こされた場合、何らかの対応をしないと訴訟で負けてしまいますので、必ず対応しなければならない。

 訴訟では、裁判官はあくまで中立ですし、訴えられた側としては、答弁書とか準備書面といわれる書面を書いて証拠を提出しなければならないのだが、そのアドバイスを裁判所がしてくれるわけではありません。

 まず、突き当たるのが、
  「答弁書」の作成

 裁判所から訴状が送られてくると
  ・裁判所で期日が開かれるから出頭すること
  ・答弁書をいついつまでに提出すること
という通知が同封されているはずです。

 答弁書は、期日の1週間前までに提出するように、期日には出頭するようになど、初めての訴訟なのに、このようなことをしなければならないのかという疑問がわきでると思います。
 
 答弁書は、準備書面の一種で、訴状に対する「答弁」を書くことから、「答弁書」という特殊な言い方がされています。
 
 「答弁」というと、だいぶいかめしい言い方だけれども、訴状で書かれた請求や事実について、被告としてどう答えるのかということ。

 答弁書は、訴状に対する回答なのですが、どこまでを認めて、どこを争うかというのは、実は離婚訴訟をどのような戦略で行うのかと密接に関連します。

 訴状には事実が書いてあり、それに対して一から十まで反論したくなるが、まず、どのように訴訟に対処していくかという大きな方向性を練り、その方向性に従って、必要な限度で答弁書を記載していくということが必要です。

 戦略もなく、答弁書を書くのは、争点が拡散していくだけですから。

 訴訟では獲得目標を決め、それを獲得することに全力をあげるべき。
 一から十まで反論していくことは必要があれば、やらなければならないが、そのようなケースは多くはありません。

 このようなことを行っていくには、法律知識もない当事者ひとりだけではなかなか難しい。

 法律に通じておられる方で自ら離婚訴訟を行った方がいました。
 「自分は法律に通じているから答弁書や準備書面を書くことはもちろんでき、それを日常的にやっているわけだからね。でも、自分の感情のコントロールがつきにくいものだとしみじみわかったよ。
第三者として訴訟にかかわるのと、当事者として訴訟にかかわるのでは、訴訟に対する見え方や、プレッシャーといったものが全然違うね。
裁判官から、第1回の期日で、自分でやるのではなくて、弁護士さんをつけたほうがよいですよと、いわれたけれども、実感としてその方がよいね」
と言っていました。

 第三者のアドバイスを求めること、そこで戦略を練って、その戦略の遂行として答弁書などの書面を書いていくことをお勧めします。

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