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2011年11月 8日 (火)

モラルハラスメントと離婚

モラルハラスメントを離婚原因として主張したが、証拠上認められないとした裁判例がありましたので、紹介いたします。

東京高裁平成23年 9月29日判決(ウエストロー;webでの判例集。有料です)

妻の言い分
 「夫が妻に対して,些細なことで罵ったり,無視したりすること(いわゆるモラル・ハラスメント)を繰り返したことが婚姻関係破綻の原因である」

裁判所の認定
 ”妻は上記のように言っているが、妻の供述しかない。
 妻の供述を裏付ける客観的な証拠がない。
 夫は、妻が言っていることとは違うことを言っているから、妻の供述を直ちには採用できない。
 モラルハラスメントが破綻原因と認めるに足りる証拠がない。”

(解説)
 モラルハラスメントについて、夫と妻の主張(言い分)が食い違っていたケースです。
 このようなケースでは、裁判所は、モラルハラスメントがあったかどうかを判断しなければなりません。
 離婚事件では、双方の供述しかない場合も多く、このケースでも夫と妻の供述しか証拠がない場合であったようです。

 そのような場合、裁判所としては、裏付けをほしがります。
 裏付けのない供述は、信用性が低いと見られてしまうのです。

 このケースでも妻の供述は最終的には採用されずに、モラルハラスメントの認定には至りませんでした。

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