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2012年6月

2012年6月13日 (水)

不貞行為の立証

配偶者が不貞行為をしているということは、離婚原因になります。
また、慰謝料も請求できます。

難しいのは、不貞行為をどうやって立証したらいいのか、どこまでの証拠があれば、立証したといえるのかです。

ある本(「離婚調停」秋武憲一)にはこのように書いてあります。

「1 相手方が認めている場合や不貞行為の現場の写真・ビデオ等がある場合以外は非常に困難
 2 携帯電話やパソコンのメールの内容等により密接な交際をしていることが明らかであったとしても、性的関係をもったか否かについては判然としないことも少なくない」

さらっと書かれていますが、次のようにいえます。

不貞行為を第三者が見るということは、まずありませんから、それを直接的に言える人は、不貞行為をしている男女ということになります。

よって、不貞行為をしている配偶者かその相手方が認める供述をしている場合は、その供述が信用できるものであれば、不貞行為を裁判所に認めさせる有力な証拠となります。

当事者が否定している場合は、不貞行為を直接立証することは出来ません。
その場合は、間接的な証拠から立証していくしかないわけです。

間接的な証拠の中でも最も有力な証拠は、不貞行為の現場の写真・ビデオです。
もちろん、不貞行為そのものは撮れませんから、不貞行為の現場(例えば、ラブホテル)に入る写真、出たところの写真があれば、非常に有力な証拠となるわけです。

それ以外のものとなると、不貞行為の立証というところまでは、裁判所を説得できない可能性が高いです。
携帯電話やパソコンのメールで不貞行為を立証できるかというと、それは難しい。
なぜなら、メールは曖昧な言葉で書いていることが多く、密接な交際をしているということは立証できても、性的関係までは言えないという結論を裁判所としては取るからです。

 このようなことから、
  相手方が認めている場合や不貞行為の現場の写真・ビデオ等がある場合
が不貞行為の立証の中心となるわけです。

それでは、携帯電話やパソコンのメールというのは役に立たないのかというと、そんなことはありません

先ほどの本でも
 「このような場合は、不貞行為とはいえないとしても、『婚姻を継続しがたい重大な事由』にあたる」
としていますので、これを離婚原因とし、慰謝料請求をすることは可能となってきます。

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2012年6月10日 (日)

調停を取り下げても、離婚訴訟を起こせるか

離婚については、先に調停をしておかなければなりません(調停前置主義)。

ここでよく聞かれることがあるのは、次の質問です。

・ 調停をしたが、調停は取り下げで終了したのだけれでも、問題ないでしょうか?
・ 調停はしたけれども、前の調停から時間が経っているのだが、問題ないでしょうか?

1 まず、最初の質問ですが、取り下げで終了していても基本的には問題ありません。
 調停を訴訟よりも前にやっておかなければならないというのは、離婚のようなケースでは、いきなり訴訟にするのではなくて、まずは調停で話し合ってくださいという理由からです。
 つまり、調停で話し合いを行なっていれば、終了の仕方が、不成立で終わるのか、取り下げで終わるのかは関係ないということになります。

2 次に、 調停はしたけれども、前の調停から時間が経っているという場合ですが、これはどのくらい時間が経っているかが問題になります。
月日の経過により夫婦間の事情というものは変化するからです。
気になるのはその期間です。

前にやった調停が終わってから、いつまでの間に訴訟をすればよいのか。

これについて、はっきり書いた本はあまりありません。
先般読んだ本には書いてありましたので、紹介します。

「一概にはいえないが、一応の目安としては1年前後」(「離婚調停」秋武憲一)。

断言はさけていますが、1年というのが一つの目安と受け取ってよいでしょう

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